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【適応障害】新卒1年目で発症。精神疾患との向き合い方

こんにちは、Ayaです。

社会人になると、「仕事行きたくない」「早く辞めたいな」など、仕事に対してネガティブになることはあるあるだと思います。

筆者は新卒1年目で「適応障害」と診断され、休職や転職するかどうか、現職とどう向き合っていけばいいのか長い間悩んでいました。

本記事では、仕事によって精神疾患になった方へ向けて、心の持ち方やどんな解決策があるのかを紹介し、少しでも前向きになれればいいなと思っています。

目次

適応障害ってどんな病気?

適応障害とは?

適応障害とは、自分が置かれている環境に適応できず、ストレスにより心身に影響が出て生活に支障が出ている状態のことを言います。

適応障害は、ストレスの原因がハッキリしていることが特徴です。

会社の部署異動や転職、学校の入学や進学などのライフスタイルの変化、また環境が大きく変わらないにしても人間関係の悩みなど、日常生活上のストレスが引き金となります。

適応障害の症状

適応障害の症状は、ストレスで引き起こされる症状すべてです。ストレスによる心身の不調は人さまざまなので一概にまとめることはできません。

こころの不調

気分が落ち込む、不安感が強まる、意欲が低下する、集中力がなくなるなど

からだの不調

不眠や過眠、食欲低下や過食、吐き気、便秘や下痢、頭痛など

適応障害の診断基準

以下、すべて満たす場合に適応障害と診断します。(DSM-5より)

  • はっきりとしたストレス因のため、ストレスが始まって3か月以内に症状が出現。
  • 症状は以下のうち少なくともどちらかの証拠がある。
    • そのストレス因に不釣り合いな程度の症状、苦痛
    • 社会的、職業的などの生活に重要な領域の機能に重大な障害をきたしている
  • ほかの精神疾患では説明できない。
  • その症状は正常の死別反応では説明できない。
  • ストレス因やその結果がひとたび終結すると、症状は6か月以上持続することはない。

適応障害はストレスの原因が明確で、原因から離れると回復するのが特徴です。

原因はわからないけれど体や心がしんどいという方は、別の病気が隠れている可能性が高いでしょう。

適応障害になった経緯

社会人1年目の冬に発症

社会人1年目の1月ごろ、急に朝起きれなくなりました。

体が重くてだるくて、起きなきゃと思っているのに体が言うことを聞かない感覚。

そして仕事に行こうとすると涙が止まらなくなり、営業中は笑顔で振るまうけれど、それ以外の一人の時間はずっと泣いていました。

最初は生理の影響かなと思っていました。(PMS=月経前症候群)

しかし、生理前にそのような症状が出るわけではなく、数週間続いていたので何か別の精神系の病気かもしれないと感じ始めました。

初めて精神科のクリニックに行き、心理テストや診察を受け「適応障害」と診断されました。

適応障害は妹が高校時代になっていた病気だったのでなじみはありましたが、まさか自分がメンタルをやられるなんて思ってもいませんでした。

診断を受けた後、泣きながら母に電話したのを覚えています。(私は遠距離で一人暮らしをしているので)

精神疾患になった時に取るべき行動

精神科にかかる

「病院に行く」、これは言うまでもないですが最も大切なことです。

世界保健機構によると、生涯のうち4人に1人は何らかの精神疾患に罹患しているにもかかわらず、その3人に2人は受診したことがないとされています。

受診が遅れる原因の一つとして、精神疾患に対する「偏見」があると考えています。

精神疾患になるのは心が弱いからだと考え、周囲から弱い人間と思われたくないために受診や相談に踏み出せません。

精神科にかかれば、休職するときに傷病手当金をもらえたり(有料で診断書が必要)、薬で症状を緩和できたり、相談にのってもらって心が軽くなるなどの多くのメリットがあるにもかかわらずです。

筆者も初めて精神科に行くときは緊張もしましたし、「精神科に行くこと」自体が恥ずかしかったのを覚えています。

しかし、クリニックに来ている患者さんは見た目や振る舞いも普通で、外見からは精神病を抱えているようには見えませんでした。

精神科に行くのは、風邪をひいて内科にかかるのと何ら変わりのないことだと気づきました。

誰かに相談する

私は、家族、恋人、会社の上司や先輩に相談にのっていただきました。

最も相談のハードルが高かったのは、会社の上司です。

当時の上司にはかわいがってもらっていたため、営業として戦力外になってしまうことを伝えるのに葛藤がありました。

しかし適応障害になった原因が、慣れない仕事の中業務量が過剰であったこと、自分に向いていない営業スタイル、数字のプレッシャーなど仕事に関することだったため、伝えなければ私は治らない!と思い、1対1で相談にのっていただきました。

上司は私の話を泣きながら聞いてくれ(私が先に泣いてしまった)、治すための解決策を一緒に考えてくれました。

そのおかげで、現在まで休職することなく仕事を続けられています

しかし、上司ではどうにもならない会社の方針や、営業(MR)という職種が私に合わないという理由から、適応障害が治ったわけではありません。

完治するには会社を辞める、MRを辞めるしかないですが、病院に行ったり相談にのってもらったりすることでそれに気づくことができました。

時間は有限です。

なので、早いうちから自分には何が合っていて何が合わないのかを気づき、次のステップに生かすことが大切です。

仕事に対する筆者なりの向き合い方

サボる技術を学ぶ

筆者は社会人として仕事をする中で、最も大事なことは「サボること」だと考えています。

サボることで自分の身を守り、体を壊さずに長く働き続けることができるからです。(一つの会社に長く働くという意味ではなく、転職も含めて長く働くという意味です。)

ただ、サボるには技術が必要です。

サボることが上手な先輩を見ていると、二つ共通点がありました。

一つ目は、「緊急かつ重要なタスク」は誰よりも早く完了させることです。

例えば、得意先からの問い合わせや依頼は何よりも先に着手します。なぜなら、得意先の信頼に関わることだからです。

逆を言えば、自分の評価に関わることや社内で完結するようなことは後回しでいいのです。(私の場合、説明会何件取るやターゲット施設をすべて周るなどの各種KPI)

二つ目は、潔く捨てることです。

ただ、「緊急かつ重要なタスク」や「緊急でないけれど重要なタスク」は捨ててはいけません。

多くの課題が会社から降ってきますが、その中で自分なりに考えた結果、やらなくていいことを捨ててしまいます。

私の場合ですと、A製剤を売るために会社が全件周れと言っていましたが、私のエリアではA製剤よりもB製剤の売上が全体の半分を占めていて重要な製剤でした。

ですので、A製剤のために全件周ることに労力を使うことよりも、B製剤の売上を上げるためにその対象の施設を周っていました。

結果として、B製剤の売上は高い水準を保ったまま、また他のライバル企業から守り抜くことができ、すべての製剤を含めた売上目標も達成することができました。

会社の指示は、現場を細かく見ているものとは言えない場合があり、実情とかけ離れたものもあります。

だからこそ、何が重要で何が不要かを自分の頭で考えることが大切です。

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